2008年06月08日
クッションをつくる-ROKURO Proの新機能
PC不調ということもあり、地道に外部ソフト研究に励んでいる真面目な男、にゃごです
(そこ!fumiwoさん笑ってない?)
今日は非常に感銘を受けた、ROKURO Proのバージョンアップについてです
どのようなバージョンアップかというと
クッションがお手軽に作れる!というものです^^
実は最近、リアルなクッションを作りたいと思ってまして
どの外部ソフトが一番作りやすいかについて調査中でした。
そこにタイミングのよいことにこのバージョンアップの登場です。
<何がむつかしかったか>
※ここは複雑な話なので読み飛ばして結構です
クッションの形を作るだけならば、tokorotenの昨日を使えば簡単なのですが
tokorotenでは回転体の中心がクッションの真ん中に集まってしまい
一般的なクッションに見せるには、テクスチャーがうまくあわせられません。
ところが、回転体の中心を上部にかえると、四方に反り返った四角を作るのは至難です
理想を言わせて頂ければ、トポロジー的には1次元で閉じた円柱のような立体ではなく
1枚の布で作る実際のクッションのように、平面をぐるっと円筒状にして、
その口を閉じるのが位相幾何学的には正しい作法でしょう。
それが難しければ、トーラス(ドーナツ型)を袋とじにするのもありかな?
そうすることで、テクスチャーがちゃんと平面的に貼れるはずなのです
他のソフトを使ってみましたが、実際かなりの手間がかかります。
その点、今回の改良でかなりそこのところは省略できそうです
作り方は製作者であるYuzuru Jewellさんのブログで紹介されています。
私も作ってみました。こんな感じでできます。
このままだとプレーンで面白くないので、シワをつけたいと思います。
実際のクッションでは平面の布に対して綿によって丸くなる力がかかって拠れるので
その側面にシワが入ります。
ROKUROではそのシワをつけるための細かい操作をする機能がないので
試しにSculptyPaintの「くしゃくしゃ機能」を使ってみました。
それをもう一度ROKUROに戻すとこんな感じ
ちょっとシワがきつかったですね^^;
仕方が無いので、手作業で行おうと思い、今度はTATARAで開きます。
TATARAではTSUCHIという機能があり、スカルプトマップの頂点を1つづつ加工することができます。
ただ、ROKUROとは若干表示方式が違うようですね~
上部の角の形状を見てください。曲がってしまっているのがわかると思います。
この曲がりは、ROKUROとTATARAの内部的な計算方法が違うのではないかと思います。
後々書こうと思っているのですが、頂点の取り扱いについては色々と問題があるのです。
実際アップしたときに、SLの表示制度によってこの曲がりがでたり出なかったりします。
ちなみに表示を「最高」にすると曲がりはありませんでした。
作業的にはポイントを一個づつずらしていくという地道なものです。
リアリティを追求するならこれくらいは必要でしょう。
それをアップしたのが以下のクッションです。(表示は最高にしました)
テクスチャーの大きさを調整して、丁度一枚のテクス=一枚の布となるよう調整し
いろんなテクスを貼ってみます
これはかなりまあまあのできですねーーーーーー!
と悦に入る(^_^)
どうでしょうか?いいでしょ?これは結構使えます。
ところで…どうしてこの機能がTATARAに導入されていないのか…
このブログにYuzuru Jewellさんのコメントが載るのを待ちたいところです^^
Posted by にゃーご at 17:48│Comments(2)
│ものづくり教室
この記事へのコメント
笑ってます・・・・
ぷぷぷ・・
ぷぷぷ・・
Posted by fumiwo at 2008年07月05日 08:14
笑ってるし…^^
Posted by にゃーご at 2008年07月07日 23:22